夏野菜を食べよう
こんにちは。管理栄養士の辻井です。
驚くほどの早さで梅雨明けしてしまい、もう夏本番といった暑さが続いていますが、体調を崩されたりしていませんか?水分補給や適度なエアコンの使用、日中は屋外での運動を控えるなどして熱中症などに注意しましょう。
今回は、夏野菜の効能についてお話したいと思います。
夏が旬の夏野菜にはビタミンCのような抗酸化物質が比較的多く含まれます。
ビタミンCを多く含む野菜
・ピーマン、ゴーヤ、モロヘイヤ、ししとうがらし、つるむらさきなど
カロテンを多く含む野菜
・モロヘイヤ、紫蘇、かぼちゃ、にら、つるむらさき、とうがらしなど
夏場の紫外線から体を守るには、ちょうど旬である夏野菜からビタミンCなどの抗酸化物質を摂る必要があります。
旬の食べ物には、同じその旬の時期を過ごす私たち人間にとって、とても貴重な栄養源となります。夏野菜は私たちを紫外線ストレスから守ってくれるビタミンCやカロテンの豊富な栄養源です。これからの季節、特に意識して摂取したいですね。
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by oshimafood
| 2022-07-05 11:02
脱水予防
こんにちは。管理栄養士の辻井です。
ここ数日急に暑くなりましたね。40度を超える地域もあったのだとか。もしかしたら今日あたりに梅雨明けかも?とニュースで言っていたので今年は早いなぁと驚いています。
今回は暑い季節は特に注意したい”脱水”についてお話したいと思います。
人間の体の約60%は、水分(血液、消化液、リンパ液、細胞間駅などの体液)が占めており、体の機能を保持するために重要な役割を担っています。体内の水分とナトリウム(塩)のどちらか一方、または両方が不足している状態を脱水といいます。
脱水の原因
1.水の摂取不足
2.大量の発汗…運動時や高温環境下
3.体調不良時…発熱、嘔吐、下痢など
特に高齢者は加齢に伴い、のどの渇きを感じにくく、あまり水分をとらなくなったり、腎機能が弱まり尿の濃縮力が落ちるため、身体に蓄える水分が減少して脱水症状になりやすいといわれています。
脱水の予防
①水分が不足しやすい就寝前後やスポーツをしている途中、前後、入浴の前後、飲酒中や後に水分を摂る
②のどが渇いていなくても意識して水を飲むように心がける
③部屋の温度や湿度を調節して室内環境を整える
これから夏に向けて脱水になりやすい環境となります。日頃から意識して水分を摂り、脱水予防しましょう。
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by oshimafood
| 2022-06-27 13:04
食中毒対策
こんにちは。管理栄養士の辻井です。
梅雨入りして、ジメジメとした季節となってきました。これからの季節特に気をつけたいのが食中毒ですね。
今回は食中毒予防のお話したいと思います。
食中毒予防3原則
①つけない…洗う、分ける
食中毒の原因菌やウイルスを食べ物につけないよう、こまめに手を洗いましょう。包丁やまな板など、肉や魚などを扱った調理器具は使用するごと洗剤で洗い、できるだけ殺菌するようにします。また肉や魚の汁が他の食品に付着しないよう、保存や調理時に注意が必要です。
②増やさない…低温で保存する
細菌の多くは10℃以下で増殖のペースがゆっくりとなり、マイナス15℃以下で増殖が停止します。肉や魚、野菜などの生鮮食品は購入後速やかに冷蔵庫へ入れてください。また庫内の温度上昇を防ぐため、冷蔵庫のドアを頻繫に開けることや食品の詰め込みすぎに注意しましょう。
③やっつける…加熱、殺菌処理
ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅するので、しっかり加熱して食ベましょう。また、肉や魚、卵を扱った調理器具は洗って熱湯をかけるか、台所用殺菌剤を使って殺菌しましょう。
上記のことに気を付けて、食材を取り扱いましょう。
癒以膳のお食事もお手元に届きましたら、速やかに冷蔵庫へ保管していただき、必ず消費期限内にお召し上がりいただきますようお願い申し上げます。
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by oshimafood
| 2022-06-20 11:19
良い食べ合わせと気をつけたい食べ合わせ
こんにちは。管理栄養士の辻井です。
6月に入り、もうすぐ梅雨入りですね。今回は”良い食べ合わせと気をつけたい食べ合わせ”についてお話したいと思います。
気をつけたい食べ合わせ
・トマト+きゅうり
ビタミンCを豊富に含むトマトですが、きゅうりに含まれる酵素、アスコルビナーゼがトマトのビタミンCを酸化させてしまいます。これを抑制するのに効果的なのが「酢」です。サラダを食べるときにマヨネーズやドレッシングをかけることで、酵素の働きを抑えることができるのです。
・しらす+大根おろし
しらすには体の組成や修復に重要な働きを担う栄養素、リジンが含まれています。リジンは必須アミノ酸の一つで体内で作ることができないため、食材から摂る必要があります。しかし大根に含まれるリジンインヒビターという成分がこのリジンの吸収を阻害するのです。これを抑制するのに効果的なのが「酢」です。少量の酢を加えたり、ポン酢をかけると効果的です。
良い食べ合わせ
・お寿司+ガリ(甘酢生姜)
ガリには殺菌効果があり、その抗菌効果で生魚がもととなる食中毒防止の効果が期待できます。また胃の働きを整え、消化を促進する働きもあります。
・サンドイッチ+ピクルス
サンドイッチ用のパンに含まれる塩分は通常の食パンより若干多いのですが、きゅうりにはむくみを解消する働きがあるので、サンドイッチを作る組み合わせとしては良いです。
改めて見ると、普段なにげなく食べている組み合わせが理にかなっているということがよく分かりました。
梅雨の時期は湿度が高く、カビが発生しやすいです。調理方法や取り扱いに気を付けないと食べ物が傷みやすくなるうえ、食中毒の発生するリスクも高くなります。食べ合わせを知って、より効果的に安全に食事を楽しみましょう。
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by oshimafood
| 2022-06-13 13:28
梅の効能
こんにちは。管理栄養士の辻井です。
6月に入り梅雨入りももう少しです。このくらいの時期になるとスーパーなどでよく見かけるのが青梅ですね。梅干しや梅酒などを漬ける材料や瓶などをよく見かけます。今回は梅の効能についてお話したいと思います。
梅の効能
①食中毒予防
梅干しには食べ物が腐るのを遅らせる働きがあります。梅干しに含まれるクエン酸が、食中毒の原因となる細菌の増殖を抑える効果があります。
②胃腸への効果
梅には殺菌効果や整腸作用があり、古くより”烏梅”という生薬として使用されてきました。
③カルシウムの吸収促進
梅に含まれるクエン酸には、カルシウムの吸収を促進する効果があります。
④動脈硬化予防
梅干しには動脈硬化の原因となる血圧の上昇を抑える働きがあります。
⑤疲労回復効果
クエン酸は、疲労回復にも効果的です。クエン酸はエネルギーの元を作り出す回路をスムーズに動かす作用を持っているので、疲労を蓄積しにくくする働きがあります。
⑥食欲増進効果
梅の酸味成分には、唾液の分泌を促し、食欲を増進させる働きがあります。夏バテなどで食欲が落ちてしまったときに特におすすめです。
梅にはたくさんの効能があることが分かりましたね。この時期しかできない梅を漬けてみるのも楽しいかもしれませんね。
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by oshimafood
| 2022-06-06 14:25
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